移動平均線 (Moving Average)


移動平均線とは

各種移動平均線

移動平均線は、もっとも基本的なトレンド系分析の1つで、ある一定期間における価格の平均値を線でつないだものです。

移動平均線によく用いられる期間は、5、10、13、21、25、50、75、90、200などで、分や時間、日などの終値で計算します。

期間の長さで短期と長期の移動平均線に区別され、短期移動平均線は、1時間、5日間、13週線、長期移動平均線は、4時間、25日、26週線を用いることが一般的です。

また、移動平均線には、単純移動平均線(SMA)加重移動平均線(WMA)指数平滑移動平均線(EMA)があり、それぞれ計算方法が異なります。

単純移動平均線(SMA Simple Moving Average)

例えば、日足を5日分使って求める「5日移動平均線」の場合、5日間の終値の平均を求めます。

「、①=4日前の価格、②=3日前の価格、③=2日前の価格、④=前日の価格、⑤=当日の価格」とした場合、あるローソク足の5日間の単純移動平均を求めるにはすべてを足して5で割ればよいので、「(①+②+③+④+⑤)÷5」となり、この計算を各ローソク足で行って線でつなぐと、単純移動平均線になります。

単純移動平均線の計算方法

移動平均線は、期間内で取引した人の平均値なので、サポートやレジスタンスとして意識されやすい傾向があります。

つまり、上昇トレンド中は移動平均線が下値支持線の役割を果たし、下降トレンド中は上値抵抗線となるのです。

為替レートが、移動平均線の上か下のどちらにあるかでトレンドが把握できますので、他のテクニカル分析と組み合わせると良いでしょう。

加重移動平均線(WMA Weighted Moving Average)

単純移動平均線は、4日前と3日前が高かった場合と、当日と前日が高かった場合でも、合計が同じなら同一の線になります。

しかしこれでは、直近の動きと過去の動きを一緒に見てしまっているので、トレンドを表すのに遅れが生じてしまいます。

この欠点を補う方法として、直近の価格にウェイトを置いて計算を行なうものが、加重移動平均です。

直近の価格に計測期間分のウェイト=重みをかけることで、過去の数値よりも最近の数値の方が移動平均に影響を及ぼすようになっているので、線で結ぶと単純移動平均線よりも反応度が高くなります。

加重移動平均線(WMA Weighted Moving Average) のチャート

指数平滑移動平均線(EMAExponential Moving Average)

単純移動平均線では、N日以前の数字情報は全く無くなってしまいますが、指数平滑移動平均線の場合は直近の価格に重きを置きながらも過去に遡った価格推移も含める、という計算式になっています。

指数平滑移動平均線は、移動平均線より滑らかな曲線を描き、MACDの計算でも用いられています

指数平滑移動平均線(EMAExponential Moving Average)のチャート

ゴールデンクロスとデッドクロス

移動平均線を使った分析でもっとも有名なものに、短期と中期(長期)の2本の移動平均線がクロスした時でトレンド転換を判断する、「ゴールデンクロス(GC)」「デッドクロス(DC)」があります。

短期移動平均線が中期移動平均線を下から上に抜けたら買い(ゴールデンクロス)、逆に短期移動平均線が中期移動平均線を上から下へ抜けたら売り(デッドクロス)と判断します。

ただし、ゴールデンクロスとデッドクロスにはダマシが多いので注意が必要です。

長く続く大きめなトレンドの時は参考になるのですが、幅の狭いボックス相場やすぐにトレンドが反転してしまうような場合はすぐに移動平均線がクロスしてしまうため、あまり役に立ちません。

仮にゴールデンクロスをしても中期移動平均線が下向いていたり、デッドクロスをしても中期移動平均線が上向いていると、ダマシの可能性が高くなります

どちらかというと大きな流れをつかむ時に役立ちますので、中・長期的な視点で見て判断材料にするとよいでしょう。

移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスボリンジャーバンド

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