VIX指数(恐怖指数)とボラティリティ

VIX指数(恐怖指数)とボラティリティ

一風変わったVIX指数(別名恐怖指数)

テクニカル指標と言えば、移動平均線やMACDでトレンドを分析したり、RSIのように買われすぎや売られすぎを判断するものが一般的です。

これらは、いずれも相場の方向性を表しているので、ドル円であればロングするのかショートするのかを判断するのに役立ちます。

しかし、こういったものとは全く異なる指標に「VIX指数」があります。

VIXとは「Volatility Index」の略称で、米国のシカゴ・オプション取引所(CBOE)がS&P500を対象としたオプション取引をもとに算出、日本では日経225オプションをもとに算出した日経VIがそれに当たります。

平時、VIX指数は15~20ポイントで推移しており、特に話題にもならないのですが、何らかの材料(主に悪材料)が出てオプション買い(この場合はプットオプション)が入り始めると20ポイントを超え、状況がさらに悪化すると30ポイント台へ上昇することもあります。

これで何が分かるかと言うと、マーケットが上がるにせよ下がるにせよ、その「ボラティリティ」を知ることができるので、リスクの大きさがどの程度なのかを数値として見ることができるのです。

ボラティリティは、上昇でも下落でも上がる可能性はあるのですが、その大部分が下落局面を占めています。

なぜなら、VIX指数はオプションが買われると上がるのですが、通常は圧倒的にプットオプションの売り方が多く、非常時にはそのプットオプションを買い戻したり、あるいはプットオプションそのものを買う動きが出るからです。

このVIX指数の上昇は円高株安の局面となる傾向があるので、ドル円のロングを保有していればポジション解消、あるいはショートで入るなどの戦略が立てられます。

しかも、単なる下落ではなく何らかの大きな悪材料を伴っていることも多く、1~2日で数円程度の円高が進むこともあります

そのため、VIX指数は別名「恐怖指数」とも呼ばれています

  VIX指数(恐怖指数)
リスクオンムード 10~15ポイント
平時 15~20ポイント
リスク回避時 20~30ポイント
〇〇ショックや〇〇危機 30ポイント以上

 

過去のVIX指数推移

これまでに最も低かったVIX指数は1993年12月22日の9.31史上最高はリーマンショック時の2008年10月16日の81.17で、実に上昇率871.85%にもなっています。

これは、例えるなら1ドル100円が11.46円、あるいは871.85円になってしまうほどのインパクトです。

日付 VIX指数 出来事
1993年12月22日 9.31 史上最低値
1997年10月30日 38.20 アジア通貨危機
1998年10月8日 45.74 ロシアデフォルト(LTCM破綻)
2001年9月20日 43.74 米同時多発テロ後の混乱(11日~16日は混乱を避ける為、株式市場が休場)
2002年8月5日 45.08 ワールドコム破綻
2008年9月15日 31.7 リーマンブラザーズ破綻
10月16日 81.17 前日にダウ733ドル安
2010年5月20日 45.79 ギリシャ国債懸念
10月4日 45.45 ギリシャ国債デフォルト危機
2015年8月11日 53.29 チャイナショック
     
番外(算出方法が旧方式)
1987年10月19日 172.79 ブラックマンデーの翌日

VIX指数チャート

VIX指数チャートの表示

VIX指数のチャートは、FTSE中国50インデックスが当サイトのトップページで確認できるほか、中国の捜狐証券SBI証券で見ることができます。

当サイトのVIX指数リアルタイムチャート

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finviz.comのVIX指数チャート

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SBI証券の日経VIチャート

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VIX指数の使い方

VIX指数は、上昇するときは30ポイント付近まで急騰することが多いのですが、一服すれば必ず10~15ポイント付近へ戻すという特徴があります。

これまでのVIX指数は100%の確率で高値から反落、なぜなら1年365日ボラティリティが高いままということはありえず、いずれ収束する時期が来るからです。

そのため、VIX指数が15~20ポイントであればドル円をロング、円高株安が進んでもVIX指数が20ポイントを超えないのであればポジションを保有、25ポイントを超えるようであればいったんポジション解消も考慮する、といった使い方ができます。

そして、VIX指数が30ポイントを超えればピークアウトが近いとみて、逆に安値でロングポジションを仕込むことができそうだと考えます。

ただし、VIX指数は青天井なので、好材料が出て反転した時を目安にすると良いでしょう。

VIX指数はボラティリティを表しているので、円安株高が進んでも変動率が高くなりVIX指数は上昇するのですが、この場合は利食いのためにプットオプションの売りが買い戻されているので、目先の天井を付ける可能性はあれど、〇〇ショックや〇〇危機といったことは起きづらいです。

  円安株高 円高株安
VIX指数が低下 リスクオンムード 先行きには前向き
VIX指数が上昇 高値警戒感 リスク回避の動き

VIX指数も取引できる

VIX指数は、FXトレードに役立つだけでなく、指数そのものをトレードすることも一部の証券会社で可能です。

業者は限られているのですが、同時にFXもトレードするのであればGMOクリック証券でトレードできます。

レバレッジは最大5倍なのですが、変動率が大きいので少額でも大きなリターンが狙えます

GMOクリック証券 米国VI(CFD)

中国A株リアルタイムチャート

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